さくメンタルクリニックは、H29年9月1日より開院し、この度4年目を迎えることができました。
未熟なクリニックにも関わらず、これまで通院をしてくれた患者さん、現在も通院中の患者さん、当院で勤務してくれているスタッフ、当院を後方から支えてくれている方々、家族の支えがあって、今日まで3年間何とか診療を続けてこれました。

この場を借りて厚く御礼申し上げます。

僕は開院するにあたって、3年間で治療的なクリニックの基礎を構築していくという計画を立ててきました。
まず、院長である作田自身の治療の機能を、クリニックという限られた時間的制約の中で出来ることを模索してきました。
カウンセリング機能としては、トラウマを専門的に治療できるカウンセラーや、令和2年9月から家族療法を専門的に治療できるカウンセラー、一般のカウンセリングなどができるようになってきました。

また当院では、開院時から子どもの発達検査などを中心に心理検査を受けれるようにしています。
その上で足りない機能として、大人の発達障害のための心理検査を含む精査や入院治療などについては、僕が開院前まで約10年勤務してきた阪南病院や近隣の病院と連携して対応させていただいています。

令和2年8月より、阪南病院の児童精神科病棟の元師長さんや元主任などを務めていた看護スタッフらで運用している「Ohana Sun 訪問看護ステーション」を、当院の上階である6階に移転してもらって、当院に通院にきてくださる患者さんの在宅上のさまざまなサポートをしてもらう体制を強化しています。
これにより、地域が病棟のようになり、治療的な機能をより充実していけるようになってきています。
コロナ問題や、これからも困難な課題にぶつかることもあるでしょうが、僕自身の心身の健康が続く限り3年間で構築してきた「治療的なクリニック作り」の芽を育てて「素敵な花が咲く」メンタルクリニックになれるよう、これからも日々精進していく所存でございます。

まだまだ未熟な院長とクリニックですが、少しでも患者さんのお役に立てるように総力一致で励んでいきたいと思います。